大阪難波ローターアクトクラブでは、セレッソ大阪との新プロジェクトとして、AED迅速化システム「RED SEAT」の実証実験に参加させて頂きました。
昨日10月24日(日曜日)セレッソ大阪 vs 横浜F・マリノス戦が開催されるヨドコウ桜スタジアムで、AEDの普及啓発、教育訓練活動を展開している公益財団法人日本AED財団・本間先生の指導の元、AED講習会、並びに実証実験を実施しました。
AEDを必要とする方に1秒でも早くAEDを届ける事で、スポーツ観戦中の心臓突然死ゼロを目指す取り組み「RED SEAT」
AEDが必要な心停止は年間7、8万人に発生している中、いつ、どこで、誰に起こってもおかしくない病気として、スポーツ観戦中に興奮して心臓発作を起こす人もいます。
心停止が起こった際、その救命率は1分経つ毎に10%低下し、スタジアムのような広い場所では特に、AEDを現場に即座に届けられる仕組み作りが望まれており、「RED SEAT」のシステムが考案されました。
今回の実証実験では、まず、大阪難波ローターアクトクラブの参加メンバーに、AED講習会を実施して頂きました。
心肺蘇生トレーニングキットを使い、要救助者を見つけた際にどの様に対応したら良いのか?
また、胸骨圧迫による心臓マッサージのレクチャーや、実際のAEDを使ったデモンストレーションも実施して頂きました。
続いて、ヨドコウ桜スタジアムに実際に設置されているAEDを、救命ボランティアとして、想定心停止現場まで運搬し、その運搬時間を計測する実証実験を実施。
メインスタンド、バックスタンド、ゴール裏スタンドの最上段や最下段のシートで要救助者を発見し、敏速に近くのAEDを取りに行き、現場に駆けつけるというシチュエーションでしたが、思ったよりもスタジアムの階段が急だったり、AED設置場所まで距離があったりしましたが、若いメンバーが力を合わせて、あっちに走り、こっちに走りして、様々なシーンの実証実験に奮闘してくれました。
大阪難波ローターアクトクラブでは、今後も、今回の取り組みを継続し、安心・安全に試合観戦ができ、万が一の時にも、敏速に対応できる「RED SEAT」のシステムの啓蒙、そして救命に対する意識の啓発にも貢献していきたいと思います。
ご協力頂いた関係者の皆様、ありがとうございました。